服を買うとき、私にできる小さな抵抗を始めてみた

装いと美容

トレンドもので、それなりの品質のお洋服がネット上では1000円台で売っていることもある今。

けれども、ここ最近の私はあまり新しい服、というものに手を出さず、よく買うのは「古着」だったりします。
安い、というのも1つの理由ではありますが、私の考えもあり今の買い方に落ち着いています。
何を基準に物を買ってくか、そんな事例の1つとして見ていただければと思い、記事に残します。

海外の通販サイトも含め、今はお洋服は本当に安く買えます。
シンプルなシャツなら1000円以下で買えてしまう、ということも少なくありませんし
デザイン性がすごく高いお洋服ですら5000円以内で買えてしまう、なんてこともあります。

もちろん、安いにこしたことはないので、有難い話ではありますが
「どうして安いのか?」を考えると、人件費の削減や、生地の品質や染色方法の妥協、知的財産の侵害、在庫問題、不透明なサプライチェーンといった問題が出てくることもしばしば。

こういった問題が見えてくると、やはり多くの人にとって長く良い状態が続いてほしいと願う私は「人件費を必要以上に削減する企業が減るように」「環境問題がこれ以上悪くならないように」と小さな抵抗ではありますが、買う前になるべく調べ、あまり同意できない場合には積極的に買わない姿勢を取るようにしています。

もちろんその商品でなくてはいけない、という場合や調べが不十分ということもあるので、まったく買わないわけではないですが、服だけを見て買うことは最近特にしないようにしています。

ユニクロはSDGsに積極的

未来に繋がる企業として、例えばユニクロなんかはSDGsに力を入れている企業として有名です。
リサイクル素材を作る技術であったり、製品にもリサイクル素材も使っているのが印象的。
ここ最近はよく品質タグに「リサイクルポリエステル繊維●●%」という表記も多く目にするようになりました。

男女の品質差の問題も言われやすいですが、こうしたリサイクル素材を使い、あのお手入れのしやすさや耐久性、生地感の品質とデザインのシンプルさから普遍的な洗練感を出しやすいという点において、店舗を大量に抱えていて大量に作れる強みがあるとはいえ、あの価格の実現は本当にすごいと思います。

しまむらは徹底的な無駄の削減と社員への還元

現在近場にないので、買うことはほとんどありませんが、しまむらも私の中では好印象が強い企業です。

しまむらは本部が全国の店舗のデータをAIが分析し、売れ筋を判断。発注まで自動。
また発注した洋服もバックヤードに収められることなくほぼ全て売り場へ。
売り場も全てハンガーにかけられた服で、店員は服をたたむような業務が一切なし。
流行を追わないことでそこそこの品質の服を大量仕入れでかなりの低価格で仕入れるということをしているそう。

そんな無駄のないコストカットに加え、しまむらの社員の年収の平均は707万円(2025年2月時点データ)と社員へ給料としての還元も実現されており、これからの未来、人材が資本にもなっていく中で続いていく企業だと感じています。

服を買う際にここ最近私にできる小さな抵抗は以下のものがあげられます

  • 製品の品質や価格だけでなく、その製品が作られる過程で関わる人や環境、社会全体に配慮した企業や商品を選んで購入する「エシカル消費」
  • 古着を積極的に購入する「セカンドハンド」
  • 必要な場が少ない服は服を借りる選択肢を持つ「レンタル」
  • そして長く着られる品質の良い服選びと過剰な消費を避ける「スローファッション」

あくまで私の買うときの小さな抵抗なので、強制するわけではありません。
「なんかできそうだし、自分の考えや生活合っているかも!」というものがあれば嬉しいですし、意外にハードル低く始められる微力な社会貢献だと思っています。

特に中古の服に関しては、「中古は抵抗感がある」「ネットで買う際は写真よりボロボロのものが届くか不安」といった意見もあると思うのですが、個人的にそんな方でも安心して買いやすいのがZOZOUSEDだと思っています。

ZOZOUSEDでは販売しているアイテムは使用感に応じてS〜Dのコンディションランクがあります。
このランクはアパレルに知見のあるプロのスタッフが細かくアイテムの状態を見てランク付けをしているので、S・Aランクの服に関してはほぼ新品のような状態、ということも少なくありません。

使用してみた個人的な印象としては

  • S・Aランク…ほぼ新品(Sランクはタグがついていたことも)
  • Bランク…綺麗めの状態ではある。がたまに目立ちにくいほつれや柔軟剤の匂いが強いものも。
  • Cランク…言われればすぐわかる汚れやほつれがあることが多い
  • Dランク…パっと見ですぐわかるヨレなどもある

といった印象です。
C・Dランクに関しては、その服を着ていく場面がアウトドア・運動などの汚れやすいシーンであると言った際に候補に入れることがあり、デザインが気に入れば購入することがあります。

ZOZOTOWN自体、サステナブルな商品やサービスを選択しやすい売り場づくりや、梱包資材の見直し、自社拠点の再生可能エネルギー化といった取り組みをしていてとても好感を持っているので、新品の服を買う際も積極的に利用したいです。

まずは、買うかどうかは置いておいて、お気に入りのブランドで気に入るものが安く手に入らないかという視点で見てみると面白いかもしれません。

ちなみに先日私は19,800円が元値のAランクスカートを1,700円で買えてすごくハッピーです。

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